近年は「近居」という言葉も広く使われるようになりました。これは何を意味するかというと、親世帯と子世帯がおおむね1時間以内の移動で行き来出来る場所に住むことを指します。これくらいの時間ですと緊急の際に駆けつけることも可能で、親世帯子世帯の両方ともが安心感を持って生活が出来るというわけです。例えば近年で例を挙げますとコロナの件があります。
もし子世代で幼児がいる場合、1人がコロナに感染すると兄妹に感染してしまうケースもあるでしょう。その場合でも「近居」で近い場所に親世帯がいれば、すぐに預かってもらうことも可能です。また、その他メリットとして子供が頻繁におじいちゃんやおばあちゃんに会いに行けるということもあります。一方、「近居」にはデメリットもあります。
それは子世帯の家庭が忙しい時でも親世帯がアポなしで訪問してくるようなこともあるという点です。例えば母親がPTAの集まりなどで忙しくしている時期でも、暇で時間を持て余した親世帯が夫婦そろって「ちょっと近くまで来ちゃったから」という感じでフラッと来られることもあります。こういったケースでは母親の実家の両親ならばともかく、旦那さんの両親に来られたりするとイライラすることは必至です。忙しいから帰って欲しいとも言いにくいですし、「ちょっと買い物に行ってくるから子供を見ておいてくれる?」とも頼みにくいものです。
従ってメリット、デメリットを認識して「近居」をすることがベターです。
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