サービス付き高齢者向け住宅には、自立・支援タイプと介護・認知症タイプの2種類があります。そのため、入居を決める際にはどちらのタイプであるか確認する必要があります。自立・支援タイプのサービス付き高齢者向け住宅はバリアフリー住宅であるのはもちろん、安否確認や生活相談などが常時受けられるほか、介護サービスは外部のものを利用するのが特徴です。介護・認知症タイプのサービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー住宅であることや安否確認・生活相談などができるほか、介助やリハビリ、レクリエーションなどもサービスに含まれます。

そのため、心身共に元気なお年寄りは自立・支援タイプ、介護が必要なお年寄りは介護・認知症タイプを選ぶのが基本です。サービス付き高齢者向け住宅の費用は、老人ホームよりも安めにせていされているため初期費用がそれほど必要ないというメリットがあります。老人ホームは入居金として最初に500万円ほど必要ですが、サービス付き高齢者向け住宅は入居金の必要はなく、月々の賃料の2ヶ月~3ヶ月分の敷金を支払うだけでOKです。また、月々の賃料も自立・支援タイプなら10万円~50万円、介護・認知症タイプなら15万円~50万円と、比較的支払いやすい金額に設定されています。

年金で支払えることも多く、家族の負担が少ないのがメリットです。ただし、入居条件が定められているため、入居するには基準を満たしている必要があります。