デスケーラー(スケール洗浄剤)について

デスケーラーというのはスケール洗浄剤のことです。スケール(Scale)は一般的には鱗・水垢・カルシウムやマグネシウムなどの堆積物を意味します。デスケーラーは熱交換器導入後に必須となるメンテナンスに役立つものです。洗浄剤はカルシウム・マグネシウム系の水垢スケール・カルキなどを主に除去し、溶液は素手で触れたり皮膚に付いても大丈夫なので安全に洗浄作業が行えるものです。

安全性が高いだけでなく、近年では環境性が優れていることも求められます。各メーカーが様々な製品を製造していますが、具体的に見てみると、貝殻をわずか5分以内で除去するものや、薄型銅製チューブの洗浄が可能なもの、安全かつ強力な洗浄力を可能にした製品があります。他にも、塩酸系でありながら腐食性を低く抑えたもの、処理時間を圧倒的に短縮したもの、洗浄後の処理液が不要なもの、プレート式熱交換器に特化した製品などもあります。従来の化学洗浄ではステンレス表面の皮膜を剥離してしまうため、処理液によって皮膜を再形成する必要がありましたが、近年のデスケーラーでは金属腐食が少なくて処理液が不要です。

プレート式熱交換器に使用されているステンレスの薄板は、腐食に対して最も注意が必要となっているので有効です。デスケーラーの使用法は、水で希釈して循環洗浄を行います。これだけでスケールを数時間で除去でき、ステンレス・チタン・鉄・銅にも対応するのが特徴です。定期的に必要なメンテナンスをすることは、熱交換器の効率アップや配管の詰まりなどを改善することに繋がります。